人口が減っていく谷で
2024年に独立して、首都圏の企業のSNSや動画の仕事を受けながら、ずっと考えていたことがあります。
私の住む米沢・置賜では、お客さんが減るから店を閉め、店が閉まるから人が離れる、という循環が進んでいます。この流れは、当分止まりません。
それでも、店を開け続ける人がいます。自分の仕事は、その人の隣から始めると決めました。
「谷」という言葉について
「谷」という言葉は、安宅和人さんたちの「風の谷をつくる」運動──一般社団法人「残すに値する未来」──から借りたものです。都市集中の未来へのオルタナティブを、テクノロジーを使い倒してつくるという運動論に、多くを教わりました。
その言葉を、自分の住む置賜盆地に重ねています。目指すものは、同じではありません。この谷で商いを続けるひとりの隣に立ち、動画と現場の実行で、その商いが残るのを手伝うこと。
大きな構想は、大きな人たちに任せます。私は、目の前のひとりから始めます。
学半が、やらないこと
何十社と契約して、同じテンプレートを使い回す商いはしません。
撮影から、編集から、チラシから、店内のしつらえから、値付けの相談まで──ひとりの依頼主のぜんぶに付き合います。
「学半」という屋号
屋号は、書経の「教うるは学ぶの半ば」から取りました。教えることの半分は、学ぶこと、という意味です。
私が型を持ち込み、あなたが現場を教えてくれる。その往復からしか、よそにない答えは生まれません。